高校生の頃

　高校生になった時、奨励会に行くのをやめた僕は、それまで将棋の勉強をやりすぎた反動で、二度と全ての勉強はしないと心に決め、ぐうたらな生活をしてました。
　瀬川君と将棋を指すことは、ほとんどなくなり高校も変わってしまったため、毎日遊ぶ事はなくなりましたが、学校が終わると戸塚高校の親友の牧野君のと一緒に瀬川君の家に行き、よく麻雀をしていました。瀬川君とは将棋も沢山やりましたが、麻雀も沢山やり、阿佐田哲也の本を沢山読んで、もー牌の練習などしてました。
　僕と牧野君は、彼が１８歳になって中野に引っ越しても、しょっちゅう彼の家に行きました。牧野君にいたっては、理科大の学生になり、家を出て彼の家の近くに引っ越し、毎日のように瀬川君の家にいたと思います。
　瀬川君は人がいいので、本当は将棋の勉強がしたくても、言えなかったのだと思います。その節はごめんなさい。結果プロになれたからよかったです。昔やった麻雀も今人との交流という意味で役立っていそうだし、棋士のなかでは強いのかな、将棋では一番になれそうもないから、麻雀で棋士ナンバーワンを目指そう！！
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